自分で口の臭いをなんとかしたいという方への究極の方法2

口臭を消す食べ物って何?
食べるもので口臭が出にくくなるものはないでしょうか?
今日は世間で口臭を消せるといわれている食べ物をご紹介します。
果たして効果はあるのでしょうか?

 

 

 

 

 

緑茶

緑茶にはポリフェノールやフラボノイドという成分が含まれています。これらの成分には、弱い殺菌作用があるため口臭予防が期待されています。お茶を飲むことで口内の汚れが洗い流されるので、口内環境を整えるためには良いことです。
しかし、緑茶を飲んでも、はっきりと口臭予防に効果が出るほどの殺菌力はありません。口臭菌は、緑茶に含まれているポリフェノールやフラボノイド程度では殺菌できないからです。よくポリフェノールが体にいいと言われていることにも疑問があります。
ポリという名前はフェノールがいっぱい集まったものという事ですから、とりすぎはだめですし、アメリカのジョンズホプキンス大学の研究では明らかに健康とは関係ないと報告もされているようです。
さらに、緑茶には利尿作用もあるので、一時的に水分補給がされても、血管内の水分も減少し唾液も減るというリスクもあるということを知っておいてください。

牛乳

焼き肉などニンニク料理を食べる前に牛乳を飲むと、ニオイを消すといわれています。
しかし、普段から口臭がしている人には、ほとんど効果がありません。その理由は口臭の原因が舌で細菌が活性化されることがわかっていて、舌には口臭菌が集まってできた舌苔(ぜったい)が出来ていて牛乳で活性化されます。この細菌がたんぱく質を分解し口臭ガスを発生するからです。また、よくアルコールを飲む前に飲むと胃の粘膜がコーティングされて悪酔いしないという話もありますが、アルコール分子は牛乳の膜よりかなり細かいため、その説もウソです。
つまり、口臭が強く舌苔ができている場合は牛乳は効果がありません。

梅干し・レモン

梅干しやレモンには多量の酸が含まれています。この酸が口臭菌が食べるたんぱく質が分解され、口臭予防になるといわれます。
しかし、口内が酸性化すると口臭を作る菌は数が増えてしまいます。アルカリ性の食品を多く摂るほうが細菌の増殖を抑えることができます。それ以上に、梅干しやレモンを食べると唾液がいっぺんに分泌されます。
これは効果があり、口臭を消すためにはこの唾液を出すことが一番です。
つまり梅干しやレモンは、唾液分泌効果により口臭予防に関与しています。

アルカリ性食品

アルカリ性の食品には口臭予防の効果があるとされています。これは口内細菌の増殖を防ぐ効果があるためです。このアルカリ性は食品に含まれるカルシウムやナトリウム、カリウムによるものです。また、繊維質が多く含まれる緑黄色野菜には歯の汚れを落とす効果もあるので口臭予防にはとても効果的な食品とされています。その他には海藻類、大豆、果物はアルカリ性の食品です。さらにアルカリ性の食品は健康にもとても良い効果があります。糖尿病、高血圧を始めとしてガンに効果アリとされています!

キシリトールのガムやサプリメント

ガムやサプリメントは口の中をすっとさせる効果があるのはよくわかります。ガムの唾液を出す効果については前述したのですが、今回はキシリトールという食品自体の影響です。
キシリトールは虫歯細菌の栄養分にならないとされていて、採り続けることで虫歯菌は減っていきます。
口臭にとても悩んでいる人(周りの人に不快感を与えるほど臭い人)は、歯周病を併発している言われています。歯周病は、虫歯と同じ常在菌である歯周病菌により起こり、口内が不衛生な状態だと歯周病菌は猛威を振るうと言われています。キシリトールを含めて虫歯ができない口内環境を心がけることで、同時に歯周病対策もしているということです。つまり歯周病を発症させないため、ひどい口臭も防げるということです。
しかし直接的な効果は期待できません。
さらに市販のキシリトールガムには確かにキシリトールが入っているのですが、実は同時に歯に有害な糖も入っています。市販のキシリトールガムは、50%ぐらい糖分が含まれていて『他のガムよりは糖が少ない商品』でしかありません。ところが歯科用に開発されたキシリトールガムの場合は限りなく炭水化物を減らしていて100%という表示は誇大広告として、0ではないですが、ほとんど糖は入っていません。
できればこちらをおつかいただいた方がよいようです。
また、それ以上に重要なのはガムの噛み方です。これについては前述した「自分で口の臭いをなんとかしたいという方への究極の方法1」をご覧下さい!
唾液をだすことは口臭予防の基本ですので、こちらの効果の方が重要です。

ココナッツオイル

ココナッツオイルは食べたりのんだりすることで様々な医学的な効果や美容効果があるとされていて、口臭にも効果があるとされています
そのひとつが「うがい」です。
食用油を使ったうがいは「オイルプリング」と言われ、歯のホワイトニングや歯周病などの口内トラブル予防の効果があります。歯磨き粉の研磨剤を使った汚れ落としではなく、オイルの中に汚れを溶かしていくことで汚れを洗い流し、口臭を減らす効果もあります。
また、ココナッツオイル自体のの強い殺菌効果で歯周病予防になります。