自分で口の臭いをなんとかしたいという方への究極の方法3

体質や生活を改善することで口臭をふせぐという考え方について

口臭は体臭と同じである程度はどうしても存在してしまいます。そのため普段から臭わないような体質、そして臭わないような生活の改善を行うことで口臭を防いでいきましょう!

 

 

 

 

 

水分補給

体内の悪臭成分は水分と一緒に排出されます。つまり排出するためには水分が必須です。
そのため、水を大量に飲み頻繁に排尿させることで、口・喉(のど)が乾かないように水で潤すと自然と口臭も収まっていきます。つまり口臭が気になる方は、必要以上に自動販売機で飲み物を買って飲むタイミングを作ったり、カフェで休む時間を作ったり、ドリンクバーで何杯もおかわりをするようにしてみてください。
しかし、水分補給が完璧でどれだけ口腔内や喉をきれいにしても、その後乾燥してしまうと口臭が発生します。
環境としても部屋の湿度などを普段から考えてみて下さい。
乾燥に注意して加湿器を利用して下さい。(加湿器は内部にカビなどが繁殖し、肺炎を引き起こすことも示唆されています。十分な清掃を行ってください)
こまめに水分を摂取しましょう!

ストレスをためない、リラックスする

不安や心配などストレスがあると、唾液が減るため口臭発生のもととなります。ストレスを発散しリラックス状態を作ることで唾液が増えていきます。
意識しない状態で唾液の量を管理しているのは、自律神経です。
自律神経とは、自分の意識とは別に、脳の命令なしで循環器や消化器、呼吸器などの働きを24時間コントロールしている神経のことです。主に、運動時や気持ちが高揚している時に活発になる「交感神経」と、安静時やリラックス時に活発になる神経を「副交感神経」の2つからなっています。
そのうち副交感神経は、食後や入浴中、就寝中など夜間に活発になり、心身をリラックスさせて身体を修復させると言われています。
リラックスした状態ではこの副交感神経が優位になるため、ミネラル分の少ない(薄い)唾液が大量にでやすくなるとされています。

よく噛む習慣づくり

よく噛むことで唾液腺が刺激されていきます。特に入れ歯や噛む部分が少ない方は唾液が少なくなり、ドライマウスになりやすいとされ、年齢に応じた噛む機能の改善が必要です。スルメなどはそれ自体が臭うし、たんぱく質成分のみで口臭にとってはマイナスと思われるが、噛むという刺激を加えて、唾液を分泌しやすくするため、それなりの効果があると思われます。
とはいえ、日頃意識的によく噛むようにすること困難です。しかし、今まで行ってこなかった「噛む」という新しい習慣を今から自分で身につけ、さらに今まで以上に食事のための時間を割くということは、多忙な方にはなかなか難しいものです。
したがって、食事中にずっと噛むことを意識しなくてもよいように、日常に「噛まざるを得ないもの」を選ぶ癖をつけることをおすすめします。噛む回数が必然的に多くなるものとしては雑穀米などを食べる習慣は良いとされています。

唾液腺マッサージ (舌・顎を動かしツボを刺激する)

唾液を多く出すには、意識的に舌や顎を動かすことが大事です。良く喋り良く噛むことを意識的にすると良いかもしれません。積極的に唾液腺をマッサージすることによってドライマウスを改善します。大きな唾液腺が耳の前や顎の内側にあります。そこをマッサージしたり、よく動かすことによって、ツボや唾液腺が刺激され、唾液が多く出ます。

使っている薬の副作用で起こるドライマウス

ドライマウスが薬の副作用の症状であることがあります。抗うつ剤、血圧降下剤、花粉症を含むアレルギーの薬などは、唾液の分泌を抑える働きをするものがあるようです。薬の副作用によってドライマウスが引き起こされている場合は、薬の変更や量を減らすことによって改善します。ただし、全身的な病気のために薬が必要な場合も多く、投薬の中止や減薬については主治医とよく相談する必要があります。

 

 

 

 

 

糖尿病や腎臓病など内科的な疾患で起こるドライマウス

甲状腺機能亢進症、糖尿病、腎臓病、肝硬変などは病気にによってドライマウスが起こることがあります。このような内臓など体に原因がある場合は、直接的な原因としては消化不良、肝機能低下、および糖尿などです。消化不良の場合は、食べたものが胃や腸で停滞し、異常発酵することで腐ったようなニオイの口臭が出ることが特徴です。また肝機能低下では、毒素が分解されないためにアンモニア臭が発生し、糖尿病では、前述したアセトン臭という甘酸っぱいニオイが特徴的です。内臓など体に原因がある場合は、歯科医ではなく内科医の受診がおすすめです。このような病気の治療を行ったり、コントロールされることによってドライマウスが改善されることがあります。

自己免疫疾患(シェーグレン症候群や膠原病など)

自己免疫疾患では唾液腺が破壊されていきます。このような自己免疫疾患の場合は原因が解明されていないこともあり、根本的な治療は難しくなります。そのため人口唾液等を使って症状を抑えていく必要があります。

口呼吸への対処(口を閉じる習慣づくり)

鼻呼吸ができず、口を閉じれないと外気にそのまま口がさらされて乾燥していく、ドライマウスの状態が生じます。つまり口を閉じる習慣とは口呼吸を防ぐことであり、ドライマウスに対する治療でもあります。
最近はお子さんも含めて、アレルギー性の鼻疾患をお持ちの方も多く、口呼吸になりやすくなっています。口唇を十分に閉じることができずにいると、舌や喉は直接外気に触れますので口臭も発生してしまいます。

マウスピース、閉口テープ、マスクなどで夜間の乾燥を防ぐ

ドライマウスを防ぐためにマウスピースや閉口テープ(通販等で購入可能)、マスク(少し湿らす)を使います。徐々に口呼吸から鼻呼吸に変えることによってドライマウスが改善します。
お子さん時期から口を閉じる習慣をつくるために小児用の矯正装置を入れて頂く方も多いのですが、かならず口を閉じるように指導しています。その際もテープなどをつけてテレビを見ながらでもいいから、1時間は日中に口を閉じてもらうように指導しています。さらに夜間もできるだけ閉じているように指導しています。大人でもおなじですので、日中の1時間、夜間はずっと閉じているという習慣を作るように指導します。

臭わない舌(口腔内)を作り上げる

前述したブリス菌は、もともと口の臭いの少ないお子さんの舌表面にある細菌を培養して作ったものですが、これが摂取しつづけて定着してくれれば、当然臭いの少ない口腔が出来上がることになります。トローチでの定着率で3割ぐらいと言われていますが、その定着を上げる方法が見つかれば、将来的には臭いの少ない口腔が出来上がる可能性が秘められています。

サプリメントによって口を閉じる状態を長くする

サプリメント自体の効果としてドライマウスに直接的な効果が期待できるものは少ないと思われますが、使い方によっては可能性があると思っています。
アメリカではキシリトールのタブレットを耳下腺の後部の歯にくっつけて、寝ている間にすこしづつ溶けることで耳下腺が刺激され、少量の唾液が出続けて唾液が貯まると本来は起こらない夜中の通常の嚥下(夜中に起こす嚥下は空嚥下と言われ、乾いた状態で行うとされています)を起こしてドライマウスや睡眠時無呼吸症候群を防ぐサプリメントがすでに販売されています。
この部位にサプリメントを置くという発想は、いわゆる徐放性(ゆっくり溶ける)の効果が期待でき、今後のドライマウスの常識を変えるかもしれません。